【2024年最新】経営・幹部層の外部人材の活用動向や課題を徹底解説


新型コロナウイルスの影響や世界情勢などの経済環境を理由に、企業の経営・マネジメント体制に関する課題は多様化しています。

その中で、経営に危機感を覚えた企業や、よりマネジメントに注力していきたいと考えた企業では、経営・幹部層の外部人材の活用を積極的に行っている動向が伺えます。 

しかし、経営・幹部層は企業の中枢を担う役職です。経営・幹部層に外部人材を活用しようという話は出ているものの、リスクを考慮すると実際に動き出せてない企業も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、経営・幹部層の外部人材の活用動向を解説していきます。

企業は実際どのくらい「経営・幹部層の外部人材活用」を行なっている?

株式会社経営者JPが、2023年10月23日〜11月26日の間に行なった「経営人材・幹部人材の外部採用について現在の状況と、入社後の期待に対する成果について」の調査によると、86.5%の企業が経営・幹部人材で外部採用した実績があることがわかりました。その中で56.8%は、現在も外部採用を継続しています。

外部採用の経験がある企業では、「採用した経営人材・幹部人材は期待通りの成果を上げていたか」の質問に対し、60.4%以上が「期待値通りもしくはそれ以上の成果」と回答しました。理由としては「自らの目でしっかりと見極めて入社していただいているから」「企業理念を理解・共鳴して働いてくれているから」などが挙げられています。

一方「期待値より成果が低い」もしくは「まったく成果を上げていない」と回答した企業は39.5%。理由としては「組織風土に馴染むのに時間がかかるから」「本人の経験と企業の期待値のミスマッチがあったから」などが挙げられていました。

参考:「経営人材ニーズに関する実態調査2024」株式会社経営者JP

経営・幹部層の外部人材活用における課題とは?

同じく株式会社経営者JPが行なった調査によると、経営・幹部層の外部人材活用における課題は下記の通りでした。

  • 「人材の見極めが難しい」55.2%
  • 「求める人材がいない」47.0%
  • 「ミスマッチで期待どおりの活躍が見込めない」27.6%
  • 「採用に割くリソースがない」14.2%
  • 「選考途中や内定後に辞退されることが多い」14.2%

上記の通り、人材の見極めに課題を感じている企業が大半を占めています。また、求める人物像にマッチしないケースも、多くの企業が採用の課題として感じていることがわかります。

その他の回答としては、「早期離職や定着率が低下している」「応募が多すぎて対応しきれない」「外部人材を適正に評価できない」「経営のAS IS – TO BEの認識が揃っていないため、採用における戦略性がとれていない」などが挙げられていました。

参考:「経営人材ニーズに関する実態調査2024」株式会社経営者JP

まとめ

経営人材・幹部人材の外部採用については、約9割が実施経験があり、実施中の企業だけを見ても6割近くにのぼります。一方で外部採用を行っても満足な結果が得られていない企業もあります。そこで課題のひとつとして挙げられているのが「人材の見極め」というポイントです。

人材の見極めは書類選考時点でも行えますが、最も注力するべき部分は「面接」です。面接内で人材を見極めるには、将来設計を聞いたり、過去の経歴を調べたり、長所や短所を聞いたりする方法が挙げられます。しかし、限られた時間の中で、人材を見極めることに苦労している方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

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面接時の人材の見極め方や面接評価シートの導入ポイントを解説した記事はこちら▼

https://umai-jinji.jp/column/interview-19/

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コラムを書いたライター紹介

八巻美穂

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プロフィール:98年生まれ、フリーライター/ディレクター
インターン生としてロサンゼルスのIT系コンサルティング会社で2年勤務後、塾講師として学習塾に新卒入社。メンタルダウンを経験し、フリーランスの道に。現在は、ビジネス系のSEOからキャリア系のインタビューまで幅広く執筆中。

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