【採用広報1年目向け】採用広報の始め方やトレンドを徹底解説


オウンドメディアを立ち上げたり、SNSを開設したりして、採用広報に力を入れる企業が増えてきています。

しかし「そもそも採用広報が何かがわからない…」「採用広報でまずやるべきことを知りたい」など、採用広報の始め方に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、採用広報の手順3ステップや押さえておきたい最新トレンドを解説します。

そもそも採用広報とは?

採用広報とは、企業が求める理想の人材を採用するために、企業自らが情報発信を行う「広報活動」です。

オウンドメディアやSNSを通して、仕事内容ややりがい、働き方、ワークライフ・バランス、企業の雰囲気、企業文化などを世の中に配信します。

採用広報を行うことで「応募者数の拡大」「採用のミスマッチ削減」「採用コストの削減」などさまざまなメリットを享受できます。

【まずはやるべき】採用広報の3ステップ

効率良く効果的に採用広報を始めるには、ここから解説する「3つのステップ」を押さえる必要があります。ターゲット・目的の選定から丁寧に行い、自社に合った採用広報を始めていきましょう。

ステップ①採用広報の目的とターゲットを決める

採用広報でまずやるべきことは「目的とターゲットの選定」です。

目的の選定にあたっては、自社の課題を挙げることがポイント。また課題とセットで、今補完したい人材を書き出してみましょう。

人材不足のチームへの欠員補充:業界や職種の経験・知識があり、入社後に即戦力となれる人材

新規事業の開拓:マネジメント経験がある人材

チーム力の強化:他業種で活躍しており、自社にまだいない人材

今補完したい人材については、さらに詳しく年齢や居住地、これまでのキャリアなどを明確にすると、具体的なターゲット像をつくり上げることができます。

ステップ②発信内容を決める

目的とターゲットが明確になったあとは、発信内容を決めます。

ステップ①で明確にしたターゲットに、何を訴求したら刺さるのかを考えてみましょう。具体的な訴求ポイントは下記の5つです。

  1. 仕事内容
  2. 事業内容
  3. 働き方
  4. 企業文化
  5. 福利厚生

訴求するときのポイントは、他社との違いを明確にすること。求職者はさまざまな企業を比較して、転職活動を行うからです。また「何がそれほど魅力的なのか」を働く人の声を交えて発信すると良いでしょう。

ステップ③メディアの種類と発信媒体を決める

最後に発信媒体を決めましょう。

発信方法が多様化した現代において、採用広報を強化するためのメディアと言っても多種多様にあります。下記の表を見ながら、自社に合った媒体を選んでいただければと思います。

採用広報の最新トレンド

上記で挙げた媒体の中で、今注目が集まっている媒体が「アーンドメディア(ユーザーや消費者が自ら情報を発信するメディア)」です。その中でも、最新のトレンドを2つご紹介します。

TikTok

TikTokでは、動画コンテンツがSNSのトレンドということもあり、多くの企業が社員インタビューや座談会の様子を動画として公開しています。写真や文章ではなかなか企業の雰囲気を伝えにくいですが、動画を用いれば視覚的に伝えることが可能です。

note

noteでは、2024年2月地点で「#採用広報」のハッシュタグが4,747件あり、多くの企業がnoteで採用広報を行なっていることがわかります。

代表・社員インタビューを発信したり、会社のビジョン・ミッションを伝えたりするなど、発信内容は多種多様です。サムネイルや写真にこだわり、読者を惹きつけられる工夫ができていると多くの人に届けられるでしょう。

自社に合った採用広報を見極めて効果的な採用活動を行いましょう!

今回は、採用広報1年目の方向けに、採用広報の始め方をご紹介しました。

効果的に採用広報を行うには、まずは目的とターゲットを明確化することが大切です。また今回ご紹介した媒体のそれぞれのトレンドやメリット・デメリットを理解して、自社に合った方法を見つけることも重要なポイントです。

ここまで紹介した内容を参考に、ぜひ日々の採用活動に取り組んでみてください。

コラムを書いたライター紹介

八巻美穂

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プロフィール:98年生まれ、フリーライター/ディレクター
インターン生としてロサンゼルスのIT系コンサルティング会社で2年勤務後、塾講師として学習塾に新卒入社。メンタルダウンを経験し、フリーランスの道に。現在は、ビジネス系のSEOからキャリア系のインタビューまで幅広く執筆中。

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