2026年6月求人市場動向

ウマい人事編集長より、中途採用市場における企業側、求職者側の動き、それぞれの観点から最新の求人市況感をお届けいたします!
夏賞与・夏季休暇を見据え、採用市場は本格化
厚生労働省が発表した『一般職業紹介状況(令和8年3月分及び令和7年度分)について』によると、令和8年3月の有効求人倍率は1.18倍と前月に比べて0.01ポイント低下したものの、新規求人倍率は2.15倍と前月に比べて0.05ポイント上昇しました。
引用:厚生労働省『一般職業紹介状況(令和8年3月分及び令和7年度分)について』
例年6月は、上半期の採用活動を本格化させる企業が増加する時期です。4月・5月に実施した採用活動の結果を踏まえ、採用計画や募集ポジションの見直しを行う企業も多く、下半期を見据えた増員採用の動きも目立ち始めます。一方で、夏季休暇前までに採用を完了させたい意向から、選考スピードを早める企業も増えるでしょう。
一方、求職者も夏のボーナス支給を一つの区切りとして、自身のキャリアを再考し始める人が増えます。特に、「現職に残るべきか」「転職に踏み切るべきか」を具体的に検討し始める層においては、情報収集から応募へと移行するケースも徐々に増加していくでしょう。
また中途層だけでなく若手人材の動きにも変化が見られます。4月に入社した新卒社員の中には、入社後のギャップや職場環境への適応に悩み、いわゆる「3ヶ月の壁」に直面して離職を検討し始めるケースもあります。
企業には、条件提示だけでなく、求職者の転職理由に寄り添ったキャリア形成や働き方に関する具体的な訴求が求められるでしょう。
<企業の動き>
先行した採用活動が上半期の採用成功を左右する
6月の企業は、夏のボーナス支給後の欠員補充や下半期の事業計画達成に向けた人材確保の動きを加速させます。特に、7月以降は求人掲載が増加し、採用競争が激化することが予想されます。そのため、6月中に先行して採用活動を行うことは、優秀な人材を確保する上でアドバンテージとなるでしょう。
なお、この時期は、単に転職情報サイトへの求人掲載だけでなく、採用プロセスの最適化と質の向上に注力することが大切です。具体的には、ダイレクトリクルーティングを活用した潜在層へのアプローチ、選考工程の見直しによる選考スピードの短縮、そして面接官トレーニングを通じた候補者体験の向上などが挙げられます。
また、新卒採用が終盤を迎える中で、内定辞退者へのフォローや第二新卒層の獲得に向けた取り組みも重要となります。求職者のニーズを理解した訴求はもちろん、入社後の期待値をどれだけ明確かつ丁寧に言語化できるかが、面接通過率と承諾率を左右するでしょう。
<求職者の動き>
ボーナス退職の動きが顕在化
6月は、ボーナス受給後の退職の動きが顕在化し、下半期(10月入社など)の転職を見据えて本格的に転職活動を開始する層が増えます。また、他社の賞与水準妥結額や世間のベースアップ報道に刺激され、現職の待遇や評価制度に疑問を抱く層が転職を検討し始めるケースも少なくありません。
このように、転職市場に新たに参入する求職者が増えるため、企業にとっては母集団形成の好機と言えるでしょう。
まとめ
6月は、ボーナス支給の影響を受け、転職市場が活発化する時期です。
採用を成功させるためには、早期からの母集団形成と採用プロセスの最適化、さらには候補者体験の質の向上が不可欠です。
スピード感を意識した活動に加え、質の向上が夏の採用成功を左右するでしょう。
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ウマい人事編集部






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