12月求人市場動向


ウマい人事編集長より、中途採用市場における企業側、求職者側の動き、それぞれの観点から最新の求人市況感をお届けします!

求職者の活動が鈍化する一方で企業の採用意欲は継続

2022年12月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.35倍となり、2022年は1月から右肩上がりに有効求人倍率が向上しました。
業種別では、季節イベントなどで年末年始に繁忙期を迎える「運輸・交通・倉庫」「流通・物流」などの業種が積極的に採用活動に取り組んでいました。

引用:厚生労働省『一般職業紹介状況(令和4年12月分及び令和4年分)について』

2023年も同様の傾向になると考えられるため、売り手市場の傾向は継続するでしょう。

なお1月になると、新年度入社に向けて求職者の転職活動も活発になります。
企業は年明けの採用活動に向けて少しずつ準備を進めていきましょう。

<企業の動き>

賃上げ競争激化が懸念視される12月

株式会社マイナビが行った「中途採用・転職活動の定点調査(2022年12月)」によると、12月に中途採用活動を実施した企業の割合は、従業員規模50名以下の企業を除き2021年から2022年にかけて増加しました。

引用:株式会社マイナビ『中途採用・転職活動の定点調査(2022年12月)』

アフターコロナに転換した今、12月にも採用活動を実施する企業は2022年より増加すると考えられます。

なお12月は、冬季賞与を貰ってから転職活動を開始する求職者が増える時期です。賞与額に不満を持ち転職に至るケースも少なくなく、給与条件に着目する求職者が増えるでしょう。
株式会社マイナビ「中途採用・転職活動の定点調査(2022年12月)」では、12月に転職活動を行った正社員の理由は、全世代で「給与を高くしたい」という理由が突出して高い結果になりました。

引用:株式会社マイナビ『中途採用・転職活動の定点調査(2022年12月)』

12月は求職者の動きが鈍化する傾向が見られますが、前述の通り企業の採用意欲の高さは維持されています。優秀な人材を確保するために求職者の給与改善ニーズを汲み、賃金値上げに踏み切る企業が増える可能性もあります。結果的に企業の賃上げ競争が激化することも十分起こり得るでしょう。

<求職者の動き>

転職意向の高い求職者が増える時期|スカウト機能の活用・選考フローの簡略化が鍵

中途採用求人を掲載する求人情報サイト『エン転職』が行った調査によると、12月は年間の中で最も応募数が低減する時期であることが分かります。

引用:エン転職『 HR Trend Report(2023年11月)』より

見込める応募数は減ってしまうものの、忙しい年末にも転職活動に取り組む求職者は転職意欲が高い傾向があります。応募に至れば、スムーズに選考が進むと期待できるでしょう。

そのため、この時期の求人掲載は、自社の求人が求職者の目に止まるようスカウトなどの機能を積極的に活用することがポイントです。
また年内までに内定を得たいと考える求職者も多いため、書類選考や一次選考の免除、選考プロセスの簡略化などスピーディーな選考フローに切り替えることも検討してみましょう。

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