5月求人市場動向


ウマい人事編集長より、中途採用市場における企業側、求職者側の動き、それぞれの観点から最新の求人市況感をお届けいたします!

引き続き求職者有利の状況。先を見越した採用計画が重要

厚生労働省の発表によると、2023年2月の有効求人倍率は1.34倍となっています。中でも、宿泊業、飲食サービス業、教育・学習支援業、卸売業,小売業、医療・福祉の分野での有効求人倍率が上昇しています。
今後も求職者有利の状況が予想される中で、どのように自社をアピールしていくかは、人事担当者にとって大きな課題です。

一般職業紹介状況(令和5年2月分)について  | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

<企業の動き>

求職者の転職意欲にあわせて、GW明けからは掲載件数が急増

新年度の慌ただしさは続き、5月は多忙な毎日を過ごしている人事担当者も多い時期です。中途採用業務に注力できずにいる企業様も多く、GWまでは求人件数も少ない傾向です。

ただ、GWは求職者にとってもキャリアを見直し、転職意欲が高まる機会になるため、GW明けからは、転職活動に着手する求職者が増えます。それに呼応するように、GWが終わると多くの企業様が採用活動に力を入れ、求人件数も急激に増加する傾向にあります。

 

<求職者の動き>

長期休暇は、今後のキャリアを見つめなおすタイミング

求職者にとって5月は、新年度の慌ただしさがひと段落つき、自分のキャリアや待遇を見つめなおすタイミングです。4月に、入社や異動などで大きく環境は変化したけれど、新たな環境になじめず、転職を考える…というケースもあります。GWで地元に帰省し、家族や友人との交流の中でUターンを決意し、転職活動をはじめるパターンもあります。

加えて、夏季の賞与前ということもあり、賞与を受け取ってから新たな環境に移りたいと考えている求職者が、活動をはじめるタイミングでもあります。

6月にはさらに求職者数は増加する見込みですが、それにあわせて掲載件数も増加します。自社を有効にアピールするためには、早めの動き出しがポイントです。

コラムを書いたライター紹介

ウマい人事編集部

プロフィールはこちら

人事担当者に役立つ情報を集めることが日々の日課。仕事のモチベーションは疲れた時に食べる人参です。

関連コラム

コメントはこちら

一覧へ戻る