10月求人市場動向


ウマい人事編集長より、中途採用市場における企業側、求職者側の動き、それぞれの観点から最新の求人市況感をお届けいたします!

<企業の動き>

有効求人倍率は依然1.29倍(8月時点)と高い水準が続いています。引き続き、求人数が増える業界として「IT・通信、電気機械、建築・土木、金融、医療、営業、人事、経理、法務、企画・マーケティング、販売・サービス、クリエイティブ、化学・素材」等が挙げられます。求人増加の背景として、IT化・DX推進は重要課題であり、新型コロナが完全に収束したとしても、この流れは変わらないと言われており、転職への追い風はしばらく続くと思われます。その他、働き方改革の猶予期間が迫る

建築・土木業界。団塊ジュニアの引退も見据えた技術継承が問題の製造業。品質管理の更なる強化を求められる医療業界。それぞれの業界によって課題は異なりますが、

慢性的な人手不足感は否めない状況が続くことが予想されます。

<求職者の動き>

中途採用は、年末に向けて市場が落ち着く前に開始することが重要です。10月は、求人サイト等でも「新規会員登録数」や「UU数」の推移から分かるように、 転職を検討しているユーザーが年内で最も活発に動く時期となります。その為、ユーザーの動きに伴い、 1職種あたりのPV数・応募数も年内で最も多いのが特徴です。

また、転職活動期間は「3ヵ月」が一般的と考えると、1月の転職に向けて動き出す求職者が最もアクティブに動く時期ともいえます。この時期は、企業における「プロジェクト」が終わりやすい時期でもあり転職を意識する方を増加させている傾向にあります。

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