2026年2月求人市場動向


ウマい人事編集長より、中途採用市場における企業側、求職者側の動き、それぞれの観点から最新の求人市況感をお届けいたします!

2月は、企業・求職者双方の活動熱がピークに達する時期

厚生労働省が令和7年12月末に発表した『一般職業紹介状況(令和7年11月分)について』によると、令和7年11月の有効求人倍率は1.18倍であり、前月と同水準でした。
また、新規求人倍率は2.14倍であり、前月に比べて0.02ポイント上昇しています。

引用:厚生労働省『一般職業紹介状況(令和7年11月分)について』

例年2月は、新年度入社を目指し転職活動を開始した層が一斉に最終面接や内定承諾のフェーズに入る時期です。企業としても、選考に進んだ応募者を確実に採用するため、クロージングに注力し始めます。
この時期を逃すと、新年度に向けた欠員補充や増員計画が未達に終わるリスクが高まります。そのため、採用担当者は、最終選考に残った応募者を確実に入社につなげられるよう、選考スピードを優先しつつ丁寧なクロージングと入社に向けたフォローを心がけましょう。

<企業の動き>

意思決定スピードと社内のリソース差配が活動の成否を分ける

2月は、昨年末から1月にかけて形成した母集団をもとに、選考を一気に進める企業が増加します。しかし、リソース不足により対応が追いつかないケースも少なくありません。対応遅延は内定辞退や他社流出に直結します。そのため、意思決定の迅速化や現場を巻き込んだ社内連携の強化を意識しましょう。

また、2月は新年度の組織体制を意識した選考が求められます。再度、現場社員のニーズと採用要件をすり合わせ、ミスマッチを防ぐことにも注力しましょう。

<求職者の動き>

意思決定フェーズに入り、企業選定はよりシビアに

求職者側では、新年度入社を目標に転職活動を開始した層が最終の意思決定を行う局面に入ります。すでに複数社の選考を受けている求職者も多く、企業比較が本格化します。

特に見極めのポイントとなりやすい項目は、下記の通りです。

  • 提示条件
  • 入社後の役割やキャリアパスの具体性
  • 働き方や組織風土への納得感

単に条件を提示するだけでなく、応募者の不安に寄り添いながら「自社で働くことで得られるキャリア価値」を具体的に提示することを意識しましょう。
一方で、内定を獲得できなかった層や活動開始が遅れた層が3月以降を見据えて動き出す兆しも見られます。企業は4月入社に固執せず、入社時期の柔軟な調整を提案することで、優秀な人材を取りこぼさずに済むでしょう。

2026年2月の求人市場は、企業・求職者ともに活動の最終局面に入る時期です。企業にとっては、迅速な選考と誠意ある条件提示、そして入社まで見据えたフォローが求められるでしょう。しかし、リソース不足ゆえに応募者に対してずさんな対応をしてしまうと、優秀層の取りこぼしにつながりかねません。
2月を重要局面と捉え、自社の状況に合わせて採用活動の在り方や注力するべきポイントを調整し、最適化を図ることが重要です。

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