1月求人市場動向


ウマい人事編集長より、中途採用市場における企業側、求職者側の動き、それぞれの観点から最新の求人市況感をお届けいたします!

景気回復に伴って、求職者が有利な状況に

2023年の見通しとしては、実質GDP成長率は 1.5%程度、名目GDP成長率は 2.1%程度が見込まれています。
インバウンドの回復も影響し、景気は上向きになり、各業種で人手不足感が加速しています。ウィズ・コロナの時代に突入し、コロナ禍以前よりも、「人手不足」を感じている企業は増えています。

参考:r041222mitoshi.pdf (cao.go.jp)

<企業の動き>

年始からは、掲載社数が増加傾向

2022年12月に厚生労働省が発表した有効求人倍率は1.35倍。
コロナ禍の影響を受け、有効求人倍率が低迷した2020年と比較すると、求人市場も回復傾向にあると言えます。
そして1~3月は、年間通じて、もっとも求人情報の掲載社数が多くなる時期です。
年度末での欠員補充に加えて、次年度に向けた増員を計画する企業も多く、掲載社数の増加によって採用市場での競合が増える期間だともいえます。
求人掲載企業数がピークに達するのは3月です。これからピークを迎える求人増加時代に備えて、早めの対策が必要です。

<求職者の動き>

働き方の多様化で、キャリアの展望も変化

新年度が始まる4月の入社を視野に入れ、2~3月は求職者が増えます。
求人広告1掲載当たりの応募者数も増加傾向にあり、担当者にとっては嬉しい時期だとも言えるでしょう。
ただ、求職者の多くが、複数の企業に応募しています。
近年では、リモートワークや副業希望者も増え、求職者自身も、ライフワークやライフスタイルを重視しながら働き方を選ぶ時代に。
そのため企業側にも、求職者に「この企業で働きたい」「自分の力を発揮したい」と感じてもらえる工夫が求められます。

 

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