LINEを通じて学生の心に届くメッセージを


コロナ禍を経て、企業と学生が直接対面する機会は減少しました。「会う」「話す」「渡す」といったチャンスが減る中で、採用活動は新たなフェーズを迎えています。
現場ではオンライン選考やインターン制度を導入する企業も増え、担当者の業務はより煩雑になっているのが現状です。
「学生とコミュニケーションがとれずに困っている」
「インターンといっても、どんなプログラムを組めばよいのか…」
というようなお声もよく聞こえてきます。
こういった課題を解決する採用管理ツールを開発し、採用コンサルティングやブランディングにまで発展させているのが、今回紹介する株式会社アローリンクです。
効率的な採用活動のために開発された同社の商材について、3回にわたってお話を伺いました。

(写真右)
HRイノベーション事業本部next事業グループ
深谷 楓

企業様に当社のツールを導入いただくことで、学生の就活感を変えていきたいと考えています。採用担当者の業務を効率化しつつ、優秀な人材を獲得するには、学生とのコミュニケーションが大切です。
商材を紹介するときは必ず、採用の設計やブランディングもご提案しています。

(写真左)
Di事業本部 事業推進/DX solution課
築地 沙也加

採用担当者の方は、さまざまなお困りごとを抱えています。そのような課題に関しては、弊社の商材を組み合わせることで相乗効果も見込めると思います。
世の中はめまぐるしく変わり、次々と新たな流れが生まれるので、私たち自身も常にアップデートすることを心掛けています。

自社の採用ツールが業界の評価を上げた

今回は、株式会社アローリンクの主力商材である「next≫」についてお聞きします。

next≫の開発に着手したのは、2017~2018年にかけて。ちょうど学生の間でLINEがインフラ化した時期です。学生は、友だちとのコミュニケーションではLINEを使っているけれど、就職活動での企業とのやり取りはまだまだメールという時代でした。

弊社の母体は携帯電話の代理店販売業です。業界のイメージが先行してしまうからこそ、自社の理念や考え方が伝わりきらないことが課題でした。 学生に対して自社の魅力を効果的に表現するために、採用活動でLINE を使って情報を発信していくというアイディアに行きつきました。

その結果、業界イメージが先行する中で、弊社を志望する学生がみるみると増え、自社が欲しい学生を採用できた上に、内定辞退を10%未満にとどめることができるようになりました。この効果に、ほかの業界も注目し、「どのような採用ツールを使っているのか?」「ノウハウを教えてほしい」というお問い合わせをいただくようになりました。

このような経緯から、他業界でも活用いただけるように改良し、商材化したのがnext≫です。そもそも採用担当者の目線で開発したため、「現場の作業が分かっている」「使いやすい」という評価をいただいています。

カスタマイズ性の高さで、採用課題に柔軟に対応

数年前までコミュニケーションツールとして主流だったメールは、発信は一方通行になりがちで、相手に届いているかも確認できません。その点、LINEは会話形式なので、双方向のコミュニケーションが成立しやすい仕組みになっています。また、絵文字も効果的で、メッセージの最後に笑顔の絵文字をつけるだけで、受け取る側は親近感が増します。企業理解を深めるためにも、心に届くツールとしてLINEは有効なのです。

next≫はLINEを主軸に効果的なコミュニケーションを実現し、各社の理想的な採用のお手伝いをする、採用特化型のサービスです。企業として伝えたい情報を、必要なタイミングで届ける仕組みを自動化し、採用活動の効率化を目指しています。コミュニケーションがベースにある情報発信だからこそ、志望度の醸成や内定辞退の対策として活用でき学生との初回接点から内定後までのフォローを完結させることができます。

 

実際の運用としては、相手がメッセージを開封したかどうか、QRコードの読み取り状況などによって、メッセージの内容を変えることができます。また、インターンシップから本選考に進む際の仕掛けとして、インターンに参加してくれた学生に対して、next»を通じてフィードバックを送るなどの活用方法があります。ライトなコミュニケーションの中で、学生との信頼関係を築く施策として打ち出すことが可能です。

ある企業様では、インターンに参加した学生の約9割が選考へエントリー、うち内定承諾者の7割がインターン参加者という結果に繋がりました。学生に「この会社で働きたい」と思ってもらうためには、学生の属性に応じた情報発信が必要です。そもそもの入り口が就活サイトなのか、自社サイトなのかによって、配信内容を変えるなど、細やかな設定に対応しているのが、この商材の強みだと考えています。

このように、採用の課題や過程に応じてメッセージの内容やタイミングを細かくカスタマイズできる点が、評価を得ているポイントだと感じています。

next≫で解決できること

 

採用活動の課題を解決し、自動化していく

next≫は現在、1000社を超える導入実績があり、各社工夫を凝らしながら、採用活動にお役立ていただいています。

以下に、ご担当者様のお声を紹介します。

「これまで、学生とのコミュニケーションは電話がメインでした。こだわりをもって電話応対していたので学生からの評判は良く、LINEに切り替えるのは不安もありました。けれど実際にnext≫を導入してみると、コミュニケーションの質やスピードは格段に上がりました。採用活動の短縮化にもつながっています」(OA機器商社)

「学生はスマホを常にチェックしています。素早い返信や細かい連絡を心掛けていたおかげで、自社説明会への申し込みがスムーズになりました。以前は各選考の歩留まりが課題でしたが、next≫導入によって辞退者が激減。明らかな効果を実感しています」(教育関連)

「next≫導入をきっかけに、出会い(母集団)を増やすことより、精度の高いコミュニケーションに注力することにしました。コミュニケーションを継続することで、最終面接まで進んだ学生の人数は前年比で146%に伸びました」(金属製品・建設業)

「選考フローや学生へのアプローチについては、テンプレートの設定が出来上がれば、次年度もカスタマイズして使えるので、採用活動が効率的になりました。わからないことがあれば専属のコンサルタントの方に気軽に質問できますし、活用のコツや応用についても教えてもらえるので助かっています」(自動車ディーラー)

採用活動をトータルで設計し、魅力を発信する

求職者優位の状況で、大切なのは、学生の心に響くコミュニケーションです。そのため、学生の属性や志望度に応じてメッセージの内容を工夫し、自社の魅力を効果的に発信していく仕組みは必須です。
また最近はSNSを活用して、上手に情報発信されている企業様も増えています。ただ、発信だけで完結してしまっている企業様も多いように思います。SNSを採用活動への導線にするなど、新たな仕掛けも必要です。

より良い人材確保のためには、採用活動をトータルで設計し、全体の仕組み作ったうえで、適切な形で自社の魅力を発信していくことが大切だと感じています。

公式サイトはこちら↓
https://line-next.com/

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人事担当者に役立つ情報を集めることが日々の日課。仕事のモチベーションは疲れた時に食べる人参です。

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