2月求人市場動向


ウマい人事編集長より、中途採用市場における企業側、求職者側の動き、それぞれの観点から最新の求人市況感をお届けいたします!

例年、年明けからは企業の掲載件数は右肩上がりに

2022年12月は有効求人倍率(季節調整値)が1.35倍となりました。
産業別にみると、サービス業、娯楽業、サービス業、宿泊業,飲食業などで増加し、建設業、製造業では減少しています。2月は年度の切り替わりを見据え、企業も求職者も意識が高まる時期です。

一般職業紹介状況(令和4年12月分及び令和4年分)について  | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)

<企業の動き>

継続雇用も視野に入れ、長期的な見通しを

コロナ禍で採用に積極的ではなかった企業も、最近は採用活動に力を入れ始めており、2~3月はさらに掲載件数が多くなると予想されます。
また業界問わず、全体的に賃金引上げの動きが加速しています。転職後年収の推移を見ても、ここ数年で転職決定時の初年度年収は上がり続けています。優秀な人材を獲得するためには、賃金を引き上げざるを得ない状況ともいえます。採用時だけでなく、継続雇用も視野に入れた長期的な見通しが大切です。

<求職者の動き>

3月で年度末を迎える企業も多く、「勤め先の年度の切り替わりを機に転職したい」と考える求職者が増えます。「〇年働いたから、節目にしたい」「新たな季節は、新たな環境で」といったように、人生の転機を迎える準備を始めるタイミングです。こういった求職者は3月まで積極的に活動します。ただ、3月に入ると求人情報の掲載件数も増加するため、PV数や応募者数につながりにくくなってしまいます。
対策としては、求職者が検討を始める2月から掲載を開始することがおすすめです。

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