2025年4月求人市場動向

ウマい人事編集長より、中途採用市場における企業側、求職者側の動き、それぞれの観点から最新の求人市況感をお届けいたします!
引用:厚生労働省『一般職業紹介状況(令和7年1月分)について』
例年4月の転職市場は、企業・求職者ともに活動が鈍化する傾向がみられます。
多くの企業では、新卒社員の受け入れや既存社員の異動対応、入社手続きなどの業務が重なります。採用活動に割けるリソースが限られることから、求人の掲載を控えたり、面接を一時的に中断したりする企業が増えるでしょう。また、年度の切り替わりを目処に転職活動を終了する求職者も増えるため、応募数が他の月と比較して減少すると考えられます。
企業はこのような時期的な動向を加味して、4月の採用方針を早めに定めておきましょう。
<企業の動き>
4月の採用方針を明確にし、方針に合わせた早めの動き出しを
4月は、企業にとって採用活動に注力しづらくなる一方で、他社が採用活動を控えるため、他シーズンと比較して採用活動を優位に進めやすくなるチャンスが増大します。
このような4月ならではの市場動向を加味し、企業は早めに採用活動の方針を定めることを推奨します。4月も採用活動を継続するのであれば、3月までの転職活動で内定を得られなかった求職者に焦点を当て、スピード感のある採用選考を実施することを意識しましょう。
また、4月中の採用活動を休止する場合は、次に訪れる採用市場の活況に向けて採用戦略の見直しや体制強化に努めましょう。
<求職者の動き>
ミスマッチ離職による新規求職者の動きを捉えた採用準備が鍵
4月以降は、新卒社員の早期離職が発生したり、異動にともなう環境変化に不満を感じる社員が転職を決意したりするケースが増えることから、求職者の転職動機が「キャリアアップ」よりも「現状打破」にシフトする傾向がみられます。
下記は、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが実施した「新人・若手の早期離職に関する実態調査」の結果です。
会社を辞めたいと思った理由について尋ねた設問では、「仕事にやりがい・意義を感じない」(27.0%)、「給与水準が満足できない」(19.0%)、「自分のやりたい仕事ができない」(12.8%)が上位に位置しました。
引用:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ「新人・若手の早期離職に関する実態調査」
アンケート調査の結果からも比較的早期に離職する第二新卒層は、「キャリアアップ」「スキルアップ」を目指した転職ではなく、現状の不満が転職の要因になっている様子がうかがえます。
人事担当者は、採用選考の過程で積極的にコミュニケーションを取り、不安や不満など、求職者が求めるニーズの理解に努めることが大切です。
求職者のニーズを満たす企業魅力を意識的に訴求することで、求職者に安心感を与え、入社への興味・関心を喚起できるでしょう。
コラムを書いたライター紹介

ウマい人事編集部
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