コスト削減・採用力強化を実現!RPO(採用代行)活用ガイド

こんにちは。ウマい人事編集部です。
今回はドーピングをしない採用支援をしている株式会社NOVELとのコラボ企画第3弾をお届けします。
題材は、採用代行(RPO)サービスについて。
RPO(Recruitment Process Outsourcing)とは、採用プロセスの一部、またはすべてを外部の専門企業に委託(アウトソーシング)するサービスのことです。
RPOを導入することで、コストがかかり自社にノウハウが蓄積されないのではないかと感じている人事担当者も多いはず。
しかし、うまく活用すれば煩雑な業務から解放され、戦略的な人事業務に集中できる環境をつくることも可能になります。
この記事では、RPOの基本から導入効果、選び方まで、人事担当者の方が知っておくべき情報を解説します。
RPOのサービスについて・・・
RPOの具体的なサービス内容としては
- 求人媒体の選定や出稿
- スカウトメールの配信
- 応募者の受付・対応
- 書類選考
- 面接日程の調整
- 面接の実施(一次面接など)
- 適性検査の実施
- 内定者のフォロー
などで、ニーズや課題に合わせて委託するサービスを自由に選択できます。
また、NOVELのように「コンサルティング型RPO」として、採用ターゲットや必須・必要要件の設定、選考フローの設計など、採用業務のベースとなる「採用戦略」を立案してくれる企業も。
人事担当者は、自社の状況や予算に合わせて柔軟にRPOを活用するとよいでしょう。
RPO導入にあたっての注意点
それでは、RPOを導入する際どんな点に注意すればいいのかを紹介していきましょう。
①コストパフォーマンス
「RPOをするとコストがかかるから、自社で賄おう」と考えている人事担当者も多いのではないでしょうか。
しかし、採用に関するノウハウを持つRPO会社に委託すれば削れるコストもあります。
広告費:ターゲットや募集する職種・業界に応じて最適な求人媒体の選定、広告運用を行うことで広告費が最適化されます。
人件費:応募者対応やスカウト配信といったノンコア業務を委託することで、人事戦略の立案といったコア業務に集中でき、人件費の効率化につながります。
またターゲット設定や採用計画の立案といった上流工程から依頼することで、事業フェーズにマッチした採用ができ、ミスマッチによる早期退職の軽減にも役立ちます。
料金に関しては、契約した期間内で事前に決めておいた業務の代行する「月額型」と、業務内容とボリュームによって料金が変動する「従量課金型」、面接人数や内定者ごとに金額を設定する「成功報酬型」にタイプがわかれています。
委託したい業務領域や目的、予算を確認した上でRPO会社を探すことで無駄なコストもかからず、効率的な採用活動ができるでしょう。
データ・ノウハウの蓄積
RPOを利用するメリットの一つとして挙げられるのがデータの蓄積と分析、活用。
プロ目線で採用市場を読み、PDCAを素早く回しながら、データドリブンな採用活動を支援してくれます。
また、採用に関するノウハウは自社で行うと属人化してしまうケースがある点も注意が必要です。人事担当者が辞職し、データもノウハウもないまま採用活動をいちからやり直しになったことがある企業も多いのではないでしょうか?
RPO会社の中には、きっちりとノウハウを蓄積しながら数年後には自走した採用活動が行えるようサポートしてくれる会社もあるので、比較する際、会社の得意分野を見極めるといいでしょう。
採用活動にも明確な戦略を
RPO会社に業務を委託することで、人事担当者の業務負荷が軽減されコスト面でもメリットがあることがわかりました。
しかし、採用活動を成功させるにはやはり明確な戦略の策定が重要になります。
採用戦略の策定を具体的に言うと、
- 求める人物像(ターゲット)の明確化
- 最適な採用チャネルの選定
- 効果的な採用広報の実施
- 魅力的な選考プロセスの設計
といった、採用活動全体の方向性を定め、具体的な戦術に落とし込むプロセスです。
まず、ターゲットを明確にした上で、そこに響くような戦略を立てなければならないわけですが、ここで重要になってくるのが前回の本サイトでも紹介したベネフィットについてです。
「自社のメリット、魅力的に伝えられていますか?」の特集記事を参考に自社のベネフィットを洗い出してみましょう。
しかし、採用戦略の策定や候補者へのベネフィット訴求には、現状の採用市場分析や競合となる他社の情報など、多角的なデータに基づく戦略設計が不可欠です。
人事部門がマーケティング視点を取り入れ、これらの上流工程を自社で担うのは、リソースやノウハウの面で大きな負担となる場合もあります。そのため、専門的な知見を持つRPOパートナーに、戦略設計から実行までを委託することも、有効な選択肢と言えるでしょう。
最後に
RPO導入は、採用コストの削減、採用力の強化、戦略人事へのシフトなど、企業にとって多くのメリットをもたらします。専門知識やノウハウを活用することで、採用活動の質と効率性を高め、企業の成長を加速させることが可能です。
しかし、RPO導入を成功させるためには、RPO会社の選定だけでなく、導入後の連携も重要です。自社の課題やニーズを明確にした上で、最適なRPO会社を選び、密なコミュニケーションと情報共有を行うことが、質の高いRPOを実現する鍵となります。
委託だからと投げっぱなしにすることなく、密に連携を取ることが大切になるでしょう。
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